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安納いもブランド推進本部では、全島統一の品質基準の作成やこれを実施・評価するための生産・出荷組織の設立等と併せ、品質基準を満たすための安心・安全な生産体制の確立に向けて取り組んでいます。
安納いもブランド推進本部生産販売部会への加入条件として、K-GAPに取り組むことが盛り込まれています。
K-GAPとは、鹿児島県の農林水産物認証制度のことで、安心・安全を考えた基準に沿って、生産者自らが作業を行い、記録・点検・評価をして、改善をしていく農業生産工程管理(GAP)の取組を外部機関が審査・認証する制度です。
島内の安納いも生産者の多くが、K-GAPに取り組み、平成21年には171人(2会員・栽培面積184ha)だったのが、平成22年には518人(50会員・栽培面積477ha)の生産者が認証されました。この活動で、生産者自らが、安納いもの安全性や品質の確保に自主的に取り組むきっかけとなりました。
安納いもブランド推進本部が、出荷前のほ場ごとのブリックス審査を行うことから、その結果と生産履歴をもとに、品質向上の改善を図るための追跡調査が可能となりました。特にブリックス審査で優良なほ場と問題のあるほ場の土壌実態調査を行うことにより、低ブリックスの要因がほぼ判明し、高品質の安納いも生産に適したほ場選定指導ができるようになりました。また、生産者は、ほ場ごとのブリックス審査結果を、時期作への取り組み改善に活かすことができるようになりました。
生産者は、K-GAPを認証する際に適正な表示の指導を受けることで、出荷箱やインターネット等での適正な商品表示に大きく役立っています。
区分
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基準項目
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安全基準 | 生産に関する基準 | 1 ほ場管理 2 準備及び投入資材・ 機械・施設の管理 3 種子管理 4 土づくり施肥管理 5 病害虫管理 6 収穫・調整管理 |
出荷に関する基準 | 1 作業者管理 2 施設・設備管理 3 用排水管理 4 製品管理 |
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安心基準 | 管理体制に関する基準 |
1 産地管理
2 適正な表示 3 情報提供システム 4 内部研修
5 内部検査体制 6 クレーム処理体制 |