種子島安納いも便り

「その芋は、種子島を選んだ。」(産地の物語)を解説!



種子島安納いもの物語

第二次世界大戦後、兵隊さんによって持ち帰られた芋。

それが、種子島安納いものルーツです。
彼の地は、赤道直下のインドネシアのスマトラ島。

もし、戦争がなければ、
もし、持ち帰った先が種子島でなければ、
安納いもは存在していなかったかもしれません。

芋に“選ぶ”意思があるわけでも、そこへ“向かう”足があるわけでもありませんが、
どういう訳か「さつまいもの栽培に,日本で初めて成功した」

この種子島にやってきました。

この因果は、偶然か、必然か、、

種子島には、さつまいもが引き寄せられた、深~い縁が2つあります。

そんな種子島と安納いもが結ばれた「赤い糸」の存在を知っていただくことで、

「種子島安納いも」が、味わい深~くなることを願い、
このキャッチフレーズにしました。

多くの方に、この素敵な出会いが伝わりますように!



●種子島とさつまいも~2つの縁~

①甘藷(かんしょ)栽培初之地

島の人たちが、おそらく一番好きな真っ直ぐな道。

ここから眺める景色は最高で、島のハイライトの1つです。
目の前には碧い海が広がり、東シナ海に浮かぶ屋久島が見渡せます。

場所は種子島の西海岸、西之表市から国道を5キロほど南下した道沿いです。
通り過ぎる人が皆、目を奪われてしまう海とは反対側に、

「日本で一番早くから、さつまいもを栽培している地」を物語る石碑が、

ひっそりと佇んでいます。

種子島を訪れる際には、この“さつまいもの聖地”に是非立ち寄ってみてくださいね~

②兵隊さん
物語りのはじまりは、ある兵隊さんが異国から持ち帰った数個の種芋。
持ち込まれた先は、種子島の安納地区にある、国の農業試験施設(九州農業試験場)。

残された資料によると。。
 「試作の末に、とても美味しい芋だとわかり、当時の(試験)場長が種芋を持ち込んだ方に

  お礼に行ったそうですが、その方が誰であるかは分からないとのことでした。」

この名も無き芋は、持ち運ばれてきた異国の地名から、「セルダン」と呼ばれていました。
当時は、農作業の合間のお茶請けとして、試験場周辺の人たちだけに親しまれていたようですが、おいしさが評判となり島内全域に広まり、いつしか起源となった安納地区から「安納いも」と呼ばれるようになりました。

※九州農業試験場:最南端にあった国の農業試験場(現:九州沖縄農業開発総合センター)

※セルダン:インドネシアのスマトラ島の東北部に位置した都市(現:メダン)

 余談ですが、、スマトラ島は種子島と同じサツマイモの様な細長い島で、

 セルダンが位置する場所も、種子島の安納地区と同じ島の東北部にあります。



そして、この安納いもが「さつまいもブーム」を巻き起こします!

現在まで続くこのブームは、「第4次さつまいもブーム」と呼ばれ、

単なる一過性ではなく「さつまいもを日本の食文化」にまで昇華させようとしています。

その火付け役となったのが、種子島安納いもと云われています。

昨今は、改良された様々な品種が台頭してきており、

激しい産地間競争下にありますが、
元祖ねっとり系、さつまいもの代表格として、

先人達が紡いできた、この「島の宝」を守り、

島のこれからを担う人たちの生きる糧、

そして島の誇りとなるよう、未来へと繋いで参ります!

日本甘藷栽培初之地

安納いも発祥之地

「種子島安納いも」の物語りでした。