●種子島安納いもの物語
第二次世界大戦後、兵隊さんによって持ち帰られた芋。
それが、種子島安納いものルーツです。
彼の地は、赤道直下のインドネシアのスマトラ島。
もし、戦争がなければ、
もし、持ち帰った先が種子島でなければ、
安納いもは存在していなかったかもしれません。
芋に“選ぶ”意思があるわけでも、そこへ“向かう”足があるわけでもありませんが、
どういう訳か「日本で初めて、さつまいもの栽培に成功した」
この種子島にやってきました。
この因果は、偶然か、必然か、、
種子島には、さつまいもが引き寄せられた、2つの深~い縁があります。
それらは日本のさつまいもを語る上でも、外せない出来事です。
そんな種子島と安納いもが結ばれた「赤い糸」の物語りを知っていただくことで、
「種子島安納いも」が、より一層、味わい深~くなることを願い、
このキャッチフレーズとしました。
多くの方に、この素敵な出会いが届きますように!
●種子島とさつまいも~2つの縁~
①甘藷(かんしょ)栽培初之地
おそらくですが、、島の人たちが一番好きな真っ直ぐな道。
なぜなら、この車窓から眺める景色は最高で、島のハイライトの1つだからです。
目の前には、白い砂浜と碧い海が広がり、東シナ海に浮かぶ屋久島が見渡せます。
場所は種子島の西海岸、海の玄関口(西之表港)から5キロ程南下した道沿いです。
通り過ぎる人が皆、目を奪われてしまう海とは反対側に、
「日本で一番早くから、さつまいもを栽培している地」を物語る石碑が、
ひっそりと佇んでいます。
この石碑は、この島で育ちゆく子孫(甘藷)の繁栄を背中で感じながら、
海を渡って来た、”彼の地”の方向を見守り続けています。
種子島を訪れる際には、この“さつまいもの聖地”に是非立ち寄ってみてくださいね~
②兵隊さん
物語りのはじまりは、ある兵隊さんが異国から持ち帰った数個の種芋。
持ち込まれた先は、種子島の安納地区にある、国の農業試験施設(九州農業試験場)。
残された資料によると。。
「試作の末に、とても美味しい芋だとわかり、当時の(試験)場長が種芋を持ち込んだ方にお礼に行ったそうですが、その方が誰であるかは分からないとのことでした。」
この名も無き芋は、持ち運ばれてきた異国の地名から、「セルダン」と呼ばれていました。
当時は、農作業の合間のお茶請けとして、周辺の人たちだけに親しまれていたようですがおいしさが評判となり、やがて島内全域に広まり、いつしか起源となった安納地区から「安納いも」と呼ばれるようになりました。
※九州農業試験場:最南端にあった国の農業試験場(現:九州沖縄農業開発総合センター)
※セルダン:インドネシアのスマトラ島の東北部に位置した都市(現:メダン)
余談ですが、、スマトラ島は種子島と同じサツマイモの様な細長い島で、
セルダンの場所も、種子島の安納地区と同じ島の東北部に位置しています。
さつまいもが種子島に伝来して300年以上が経過した、21世紀初頭。
この種子島安納いもが「さつまいもブーム」を巻き起こします!
現在まで続くこのブームは、「第4次さつまいもブーム」と呼ばれ、
単なる一過性ではなく「さつまいもを日本の食文化」にまで昇華させようとしています。
そして、その火付け役となったのが、種子島安納いもと云われています。
昨今は、改良された品種が次々と台頭してきており、
激しい産地間競争下にありますが、
元祖ねっとり系、さつまいもの代表格として、
先人達が紡いできた、この「島の宝」を守り、
島のこれからを担う人たちの生きる糧、
そして“島の誇り”となるよう、未来へと繋いで参ります!
日本甘藷栽培初之地
安納いも発祥之地
「種子島安納いも」の物語りでした!
こちらの記事は作成中です。
完成までもう少しです。今しばらくお待ちください。
さつまいもには色々な種類があるけど、種子島安納いもは何が特徴なの?
べにくん
それは、「ねっとりとした食感と、蜜がでるほどの甘さ」だよ!
その理由はね、他のサツマイモと比べてショ糖が多く含まれているからなんだ!
甘さの秘密はこのショ糖にあるのよ~
ねっとりとした食感は、オクラや山芋などに含まれている多糖類を多く含んでいるからなんだ!
こがねちゃん
べにくん
この特性は国のお墨付きである、GI(地理的表示)保護制度に登録されているよ!
●GI 制度とは
特定の地域を生産地として、その土地の気候や風土と結びついた品質や歴史をもつ産品の名称を、地域の知的財産として登録する制度です。日本では、農林水産省による厳正な審査が行われます。
スーパーで見かけるサツマイモは細長くて、安納いもは丸いような気がするけど、なぜなの?
べにくん
元々のルーツが違うんだ。細長い芋は日本に古くからある芋で、安納いもは兵隊さんが異国から持ち帰ってきた芋なんだ。
●産地の取組(個性的なカタチ)
南国育ちのこの芋は、元々は溝が深く、カボチャのような形でした。
「味はおいしいけれど..」 市場で流通させるには皮や果肉の濃淡などの個体差が大きく、品質の向上が急務でした。
この事を受け、産地は形状・外観・品質の優れた系統の選抜に約10年の歳月をかけ、「安納紅」「安納こがね」を1998年に品種登録しました。
現在もなお、消費者の皆さんにおいしい芋が届けられるよう、島内で毎年開催される品評会において優良な芋を選抜し、次世代へ繋ぐバイオ苗の候補として、継承できる体制を整備するなど、品質の向上に取り組んでいます。
●ニーズの変化(今のカタチ)
時は流れ、多様性を受け入れる時代に変化し、「形も個性!」とニーズも多様化してきています。見慣れない形が不評だったのは一昔前の話です。
産地の形状を揃える取組やブーム期の流通量の増大により、安納いもは“丸い”サツマイモとの認識が定着し、天然由来の姿を受け継いだ今のカタチ(紡錘形)となりました。
●伝統野菜(在来種)
種子島安納いもは、天然由来の伝統野菜です。
伝統野菜とは、特定の地域で古くから栽培されてきた在来種・固定種の野菜で、種子島安納いもは、「かごしまの伝統野菜」に登録されています。
一方、地球人口の増加にともない、食の安定供給に貢献している技術が「品種改良」です。
この技術によって、農家さんにとっては栽培しやすく、消費者にとってはおいしく、
小売店などでは売りやすい、規格の揃った農産物が手軽に手に入るようになりました。
種子島安納いもは伝統野菜として、自然環境の変化や病気と闘いながらも、技術に頼らず真っ直ぐに「この個性的で独自性のある芋」を、大切に守り続けています。
確かに見慣れない形かもだけど、よく見ればコロコロと丸くてかわいいお芋さんでしょ!
こがねちゃん
【種子島安納いも】のコラム~其の壱~
●このカタチだからこそ!(ある有名店主のお話)
「安納いもは、丸い方が確実に美味しい!」 今でも残るこの言葉。声の主は、焼き芋業界では有名で、同業を志す方々に指南する有名店主です。
長きに渡り、芋と向き合い、品種や大きさによって、最上の焼き上がりを探求し、焼き続けてきたプロの言葉だったからこその説得力がありました。
「なぜ普通に焼いてもこんなに美味しいのだろう?」と私も自問し、この答えを探し求めていたから尚更でした。
★ここでマメ知識。
さつまいもは、でん粉(黄色い果肉)が熱によって糖に変化(糖化)することで甘くなります。その過程には【βアミラーゼ】という酵素が存在し、低温でじっくりと焼くことで活発に働く性質があります。
「!!」(頭の中ではじける音!?)
→ 「じゃとか~」(種子島弁で納得の意)
「外部から加わる熱が、”このカタチだからこそ”、同心円状にじっくりと伝導し、酵素の働きを活発にするんだ、そして芋のポテンシャルを最大限に引き出すのではないか?!」
ビル風吹き抜ける寒空の下で、有名店主の話を聞いて感じたお話でした。
(日本有数のさつまいもイベント会場にて)
安納いもって赤い芋だと思ってたけど、白い安納いもを見たことがあるんだ~
それって本当に安納いもなの?
そう、それって安納こがね(私)だね!
種子島安納いもには2種類あって、赤と白があるのよ、安納という名前っておめでたい響きがあるし、紅白の2色があるって、縁起がいい感じがして素敵でしょ!
こがねちゃん
【種子島安納いも】のコラム~其の弐~
●「安納こがね」には酸味がある。(ある高級食パン会社代表の話)
サツマイモなのに酸味!? 自分が鈍感なのか?食を探求する人の感性に驚きました。
声の主曰く「消費者は甘いモノを求めている。ただ甘さを重ねるとクドくなり過ぎてしまう。深くて上質な甘さを求めるには酸味が必要。「安納こがね」にはその酸味がある。」
何度も試作を重ねてきたプロの話に驚愕し、そこから私のバカ舌が少しだけ目覚めたお話でした。(再び、日本有数のさつまいもイベント会場にて)
●縁結びの芋、「種子島安納いも」
種子島安納いもは、とても縁起がいい芋です。
理由は3つあります。
1つめは、紅白の2色があり、「安納紅」「安納こがね」が約10年の歳月をかけ、平成10年10月に揃って登録されました。まるでめでたい日を選んで婚姻届を出した夫婦のようですよね。
2つめは、種子島には、さつまいもが引き寄せられた2つの深~い縁があります。➡ブログのオススメ記事!
【その芋は種子島を選んだ】
3つめは、安納いも発祥の地、種子島に実在する「安納」という地名です。
・安納の「安」は、安らぎ、安泰、大安。。
・安納の「納」は、納める、結納、これまた結婚にまつわる縁起のいい言葉です。
○まとめ
・種子島安納いもには、紅白の2種類がある。
・種子島には、さつまいもとの2つの深い縁があり、
・そして、名称まで縁起がいい。
・種子島安納いもは、「安」心「安」全の取組を行っています!
●種子島安納いもには風味がある。
(さつまいもを沢山食べてきた私の話)
さつまいもブームの昨今、高糖度のさつまいもが次々と開発されています。どれも美味しく、農家さんにとっても作りやすく素晴らしい品種が数多くあります。なにより多くの方々に、色々な秋の味覚を楽しんでもらえるようになりました。
そんな中、数多くの品種を食べ比べてきた私は、やはり「種子島安納いも」が大好きです。自分が住む種子島でもあり、食べる機会が多いというのもありますが、シンプルな焼き芋にしたときの風味は「種子島安納いも」が一番です。
その理由は皮にあると思っています。四方が海に囲まれた種子島の土壌には海洋ミネラルが豊富に含まれています。その土壌によって形成された皮は他の品種とは違い、焼き上がった時の質感が特徴的で、皮と果肉の間に絶妙な隙間が生じることが多いです。
その空間は蒸気とともに放出される熱が滞留するからなのか、中の果肉とは別格の風味を放っています。それは、こんがりと香ばしく、まるでお焦げご飯のような味わいです。
皮ごと食べれば尚更です! 皮の香ばしさと、果肉のお焦げ、そして甘さが混じり合った瞬間、広がる風味で多幸感に包まれます。
甘さはある一定値を超えれば満たされますが、私はさつまいもに、より味わい深さをもたらす”風味”を求めています。
★勝手にスローガン!
【甘さ至上主義から、風味を愉しむサツマイモ文化に!】
【皮が美味しい、皮ごと食べよう 「種子島安納いも」!】
○ヤラピン ~整う成分~
皮の内側に多く含まれる樹脂成分で、腸を整え、腸の働きを良くしてくれるので、便秘解消に優れた効果があります。この快便により、老廃物が留まらず、肌荒れが起きにくくなる美容効果と、基礎代謝があがることでダイエットにも効果があるといわれています。
さっき、
【その芋は種子島を選んだ】
を読んだんだけど、種子島にはサツマイモと深~い縁が2つもあったんだね!これまで産地はどんな道のりを歩んで来たんだろう?
べにくん
いい資料があるので、これを見てみて!【安納いもの歴史】のパネルだよ~
ロケットが打ち上がってるよ~、種子島って感じがあってとても素敵でしょ!
こがねちゃん
右下の生産量のお芋のグラフ、2020年に生産量が半分、翌年には3分の1にまでお芋が減ってるね。。
なにがあったの??
べにくん
それはサツマイモ農家にとって、とっても恐ろしい基腐病(もとぐされびょう)っていう病気の影響なんだ。
●基腐(もとぐされ)病
糸状菌(カビの一種)が原因で芋を腐敗させます。産地では基腐病の対策チームが設立され、関係機関が一体となり防除対策の推進に懸命に取り組んでいます。その効果もあり、被害は減少傾向にあります。(2026年)
べにくん
日本で古くからサツマイモの栽培をしている産地だから、いろいろな苦労があったんだよ。
そうなの、このパネルを見て!
今があるのは、これまでの困難があり、それを乗り越えてきた先人たちの知恵と努力があったからなんだよ!!
こがねちゃん
これまで産地は、色々な苦労をしてきたんだね。種子島安納いもの美味しさって他にも何か理由があったりするの?
べにくん
それは、四方が海に囲まれた島、温暖な気候などの地理的な要因にあるんだ!
そんな恵みの島、種子島にはこれまで黒潮によって、様々なモノや文化がもたらされて来た特別な島なんだ。鉄砲伝来が有名だね!他にも色々な始まりとなるタネ(種子)があるのよ~
こがねちゃん
べにくん
たくさんあるんだけど、日本に旬の味覚を告げるのは、お茶、お米、そしてさつまいも!そしてタネとなっているのは、ブリやウナギもそうなんだ。
みんなが知ってる有名な牛も種子島で産まれ、巣立ち、本土で育てられブランド牛になっているのもあるんだよ~
種子島って特別な島なんだね!ぜひ行ってみたくなったよ!ロケットの打ち上げが見られたら最高だろうな~。その時は本場の種子島安納いもを食べてみたいんだけど、どこか知ってる?
じゃあ、種子島安納いもの生産者を紹介するよ!
コチラ
が安心・安全の取組を行っている「種子島安納いも」のプロの生産者。(糖度審査、バイオ苗の活用、残留農薬検査など)
そして
コチラ
がその「種子島安納いも」を原材料とした加工品を扱っている業者さんたちだよ~
こがねちゃん
ありがとう!
種子島安納いものことや種子島について知ることができてよかったな〜。
これまでいろんな困難を乗り越えてきたと聞いて、ますます種子島を応援したくなったよ!
これからどんな産地になっていくのか楽しみだね!
べにくん
ぜひ、いろんな商品を食べてみてほしいな〜!
青果や焼き芋はもちろん、
いろんな加工品
もたくさんあるんだ~♪ 季節ごとに違ったおいしさを楽しんでもらえたら、とってもうれしいな。
みんなに「おいしい!」って食べてもらえることが、何より産地の励みになるし、これからの頑張る力になるんだよ~!
これから「種子島安納いも」の商品を見かけたら、ぜひ買って応援してね!!